10年で43倍!リターン最強のETFか!?【TECL】

こんばんは、せーじんです。

昨日はS&P500の3倍レバレッジETFであるSPXLを紹介する記事を投稿しました。

今回は、せーじんが結婚したいほど愛しているレバレッジETFを紹介します

なぜ、愛してやまないか、まずはリターンをご覧ください。

今回のETF(青いライン)の驚異のパフォーマンスを実感していただくために、SPXL(S&P500レバレッジ、赤いライン)とVOO(S&P500、緑のライン)をご用意いたしました。

TECLチャート10年

前回紹介したSPXLのはるか上を行き、投資の王道S&P500がほぼ平坦に見えるほどのパフォーマンス。

このチャートで示したのは、TECLというETFです。

今日は、せーじんが考えるリターン最強ETF、TECLについてお話をします。

今回の記事は、こんな方におススメです。

  • すごく大きなリターンを求めている
  • そのために資産が激減するリスクを取ることができる
  • 投資するかどうか考えるためにハイリスクの投資について、知ってみたい
  • 投資するつもりはないが、知ってみたい

それでは始めましょう。

今回の記事の内容

TECLとは

正式名称は、Direxion デイリーテクノロジー株ブル3倍 ETF

経費率 1.08%

米国のテクノロジーセレクトセクター指数(IXTTR)の、1日の値動きの300%の値動きすることを目指して運営しています。

テクノロジーセレ・・・・?て何?

テクノロジーセレクトセクター指数な。
要するにS&P500のハイテク銘柄を集めた指数だよ。

テクノロジーセレクトセクター指数に直接該当するETFは、スパイダ―社のXLKですね。

VGTとほぼ同じ値動きをしますので、レバレッジをかけなくてもかなりいいリターンの大きい指数です。

それをさらに3倍レバレッジするので、最初にお見せしたようなパフォーマンスになるんですね。

また、1日の値動きの3倍ですから、長期で見ると3倍にはなりません。

レバレッジETFのリスク

SPXLの記事でも触れましたが、とても大事なことなのでもう一度お伝えします。

複利効果が大きく働く

経費が高い(別記事参照)

信用取引のレバレッジとは違う(別記事参照)

複利効果が大きく働く

複利効果は、資産を形成する際の大きな味方としてポジティブな意味合いで使用することが多い言葉です。

株価上昇時には、レバレッジ効果と相乗して大きな利益を生み出します。

レバレッジ上昇

ですが、連続して株価が下落した場合、この複利効果がネガティブに働きます。

上昇時と同じようにレバレッジ効果と相乗し、より大きく下落することになります。

レバレッジ下落

レバレッジETFではこの複利効果が大きく働くため、指数がヨコヨコの相場でも株価が下がってしまいます。

レバレッジヨコヨコ

元の指数は4日後に100に戻っているのに対し、レバレッジのほうは95くらいまで下がっています。

これは、減価とも言います。

指数が下がらなくても、レバレッジETFはさがってしまうのね

レバレッジETFはファンドマネージャーが先物やオプション取引を使って運用する、いわばアクティブファンドですから、これくらいの経費になってしまうのも仕方ないことだといえます。

レバレッジのその他のリスクについては、こちらの記事に書きましたので、ご覧ください。

TECLのリターン

それではお待たせいたしました。

TECLのリターンを見ていきましょう。

VOO(S&P500)と、SPXL(S&P500の3倍レバレッジ)の比較です。

まずは、5年間のリターンから

青:TECL 赤:SPXL 緑:VOO

TECLチャート5年

うわ!すごいブレ幅だね。感覚がおかしくなりそう。

次に年初来です。

TECLチャート年初来

コロナショックの下落率が、S&P500が年初から30%程度なのに対して、TECLは70%弱、SPXLは75%くらい下がってますね。

コロナ前の高値からの下落率だと、もっと恐ろしいことになっています。

このとき、せーじんはSPXLとTECLも保有していましたが(今も保有していますが)、この時は株価を見ないようにしていました。

もう立ち直ったもんね

TECLはコロナ前の高値を更新しましたが、最近の下落でまた年初来マイナスに突入しそうですね。

今回はどこまで下がるのでしょうか。

年初来リターン TECLが+5.22%、S&P500が+2.2%、SPXLが-24.94%です。

ここで、回復局面である直近3か月のリターンを見てみます。

TECLチャート3か月

やはり上昇局面では強さを見せていましたが、9月に入ってからの下落がハイテク中心に発生しているため、他よりも下落幅が大きいですね。

TECLを買うタイミングは?長期投資はあり?

ここまでのチャートを見ると、下落を始めたときの落幅が非常に大きいため、TECLもSPXLと同様、上昇局面に乗った順張りの短期投資が最も効率が良いのではないかと思います。

せーじんは10年で43倍のロマンに魅せられているので、長期で保有しています。手放すつもりはありません。

冷静に投資するなら、下落局面では持つべき銘柄ではないでしょう。

ただ、いつ上昇に転じるかわからないのが市場の怖いところです。

せーじんにはその辺を見る目がないので、持ち続けています。

きっとまた上がるよ!!

今日のまとめ

TECLは、米国のテクノロジーセレクトセクター指数の1日の動きの3倍の値動きを目指して運用するレバレッジETF

元の指数がヨコヨコの動きでも減価していく

上昇局面ではSPXLよりも驚異的な伸びを見せるが、下落局面でもSPXLよりも驚異的な下落を見せる

手数料はインデックスより高め。一般的なアクティブファンドと同程度

長期投資で莫大な利益を得る可能性もあるが、強靭なメンタルと株を握って離さない握力が必要

強烈なリターンに魅せられて、せーじんは鬼ホールド中

以上、10年で43倍!リターン最強のETFか!?【TECL】という話題でした。

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
今回の記事の内容