物流施設型リートを比較!年初来16%も成長してるんですよ!

こんにちは、せーじんです。

不動産投資を手軽にできるJ-リートの中でも、

Amazonや楽天などのネット通販の普及により大きく伸びているのが

物流施設型リート

ですね。

ネット通販、うちでもよく使うよね

週に一度は使うね

今日は、たくさんある物流施設型リートのうち、どれに投資すべきなのか考えていきましょう。

リートに関する記事はこちらです

今回の記事の内容

物流施設型リートはこんなにたくさんあります

物流施設型リートの一覧表を見てみましょう。

2020.12.16現在のデータです。

コード名称分配金
利回り
1口NAVNAV倍率時価総額
(百万円)
8967日本ロジスティクスファンド投資法人   3.22256,1191.17270,255
3281GLP投資法人   3.58122,8271.28681,711
3283日本プロロジスリート投資法人   2.95226,3331.41789,072
3466ラサールロジポート投資法人   3.79130,2881.20256,838
3471三井不動産ロジスティクスパーク投資法人   2.87376,3301.36278,046
3481三菱地所物流リート投資法人   3.22312,5541.29140,340
3487CREロジスティクスファンド投資法人   4.14131,6661.1966,532
3493伊藤忠アドバンス・ロジスティクス投資法人   3.77120,3921.0978,506
2979SOSiLA物流リート投資法人   4.05107,5921.1373,878
出典:不動産投信情報ポータル JAPAN-REIT.COM – 全ての投資家のための不動産投信情報ポータル REIT一覧(リートデータ) (japan-reit.com)

NAV(なぶ)とは、

総資産から負債を差し引いた純資産です。

倍率が1より低ければ割安

1より高ければ割高と判断できます。

ここに出ているだけで9の投資法人があります。

分配金利回りは3%~4%程度ですね。

NAV倍率は、いずれも1倍を上回っています。

時価総額は、最も小さい銘柄で665億円、大きい銘柄は7900億円程です。

この中から、年初来のリターンが高いものを抜き出して比較してみましょう。

年初来リターンでは4銘柄とも似た動きをしています

9銘柄あった物流施設型リートのうち、年初来リターンが10%を超えている銘柄を4つ抜きだしました。

赤:GLP投資法人(3281) 青:日本プロロジスリート投資法人(3283) 緑:CREロジスティクスファンド投資法人  (3487) 紫:三菱地所物流リート投資法人   (3481) 

前回の記事で紹介した、青いチャートの日本プロロジスリート投資法人(3283)ですが、

コロナショックでの落ち込みは物流施設型リートの中でもひときわ小さいですね。

物流型リートが下落に強いのではなく、この銘柄が強いだけだったようです。

落ち込みの幅以外はどの銘柄も同じような値動きをしています。

紫の三菱地所物流リート投資法人は、ややボラティリティが大きく、上に下に大きく動いています。

2018年4月以降でみると、三菱地所の値動きが非常に大きい

なんでこんなに半端な期間なの?

2018年4月に、今回比較対象の4銘柄がそろったからだよ。
他意はございません。

やはり、紫の三菱地所物流リート投資法人はかなり大きく動いています。

この期間での比較だと、リターンの差が大きくなっていますね。

最大リターンは紫の三菱地所で+54%ほど、

最小リターンは赤のGLPで+37%ほどですね。

直近3か月はCREの安定感が際立つ

直近3か月間を見てみましょう。

10月の1か月間は、緑のCRE以外の3銘柄は下落しています。

この時期は株も下落していましたから、影響を受けたものと思われます。

ワクチン開発により株価が大きく上昇した11月は、各銘柄とも大きく下落しています。

これは、

  • 株を買うために資金が抜けたことと、
  • コロナ禍の終えんで物流の需要が減ると見込まれたこと

の2点がその要因です。

保有物件を比較

GLP投資法人(3281)は23区内にも物件を保有していて保有物件が非常に多い

GLP投資法人の保有物件です。

出典:不動産投信情報ポータル

GLPの最大の特徴は、23区内にも物件を保有していることです。

さらに、東京以外の関東地区にも多くの物件を保有していて、6割ほどが関東地区ですね。

物件取得金額は3283とほぼ同等ですが、物件数が77棟とかなり多くなっています

物件の平均取得額は83.5億円です。

日本プロロジスリート投資法人(3283)は大規模物件が多い

出典:不動産投信情報ポータル

日本プロロジスリート投資法人は物件取得額の合計が6962億円と、4銘柄で最大です。

こちらも60%ほどが関東ですね。37%ほどが中部・近畿です。

物件の平均取得額は142.1億円です。

圧倒的に平均額が高いのは、大規模物件を多く保有しているということですね。

三菱地所物流リート投資法人   (3481)は、比較的分散している

出典:不動産投信情報ポータル

三菱地所物流リート投資法人は、今回の4銘柄では地区の分散が効いています。

関東地区を46%程に抑えており、他の地区の割合が比較的多いですね。

物件の平均取得額は74.8億円です。

CREロジスティクスファンド投資法人  (3487)は関東への集中投資

出典:不動産投信情報ポータル

CREロジスティクスファンド投資法人は、関東地区の割合が95%と集中投資しています。

物件の平均取得額は57.2億円です

今回比較する4銘柄でもかなり低いですから、これは小規模物件が多いということですね。

営業利益を比較

コード銘柄前期当期次期
3481三菱地所3,343百万円4,222百万円4,215百万円
3281GLP19,893百万円21,902百万円22,189百万円
3283日本プロロジ23,612百万円23,269百万円
3481三菱地所3,343百万円4,222百万円4,215百万円
3487CRE2,031百万円2,589百万円2,591百万円
出典:不動産投信情報ポータル

3283の日本プロロジは次期利益のデータがありませんが、前期と当期を比較してもやや減益ですね。

次期はもっと厳しそうです。

3281のGLPとと3487のCREは、しっかりと利益を増やしているのが好印象です。

せーじんならどうする

基本的には4銘柄のどれを選んでも問題ないと思います。

せーじんが選ぶなら、

総資産がやや低いのは気になりますが、株価が堅調で、営業利益をしっかり増やしているCRE(3487)

かなと思います。

  • ポートフォリオのバリエーションを増やし、
  • 資産を守るためにも、

リートへの投資を検討してはいかがでしょうか。

以上、物流施設型リートを比較!年初来16%も成長してるんですよ!という話題でした。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。

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