今回は、資産のバランスについてのお話をしていきます。
資産のバランスってどういうこと?
投資先ごとに、大まかに配分を決めておくことだよ。
せーじん家では、こんなバランスで投資をしているよ。
どうしてこういうバランスなの?
暴落のときにも、なるべく資産を減らさないようにしたくてね。減らないわけではないんだけど。順番に説明していくね
資産のバランス(ポートフォリオといいます)を決め、それを守っていくことで、リスクを減らすことができます。
今回の記事はこんな人におススメです。
- 暴落時にも、なるべく資産を減らしたくない人
- 投資をしたことがなく、ポートフォリオ?なにそれ、おいしいの?という人
- 話題の株などに手を出してきたが、資産全体のバランスを考えていない人
- ポートフォリオを見直し、リスクへの強さを確保したい人
それでは始めましょう。
ポートフォリオを作ろう
投資資金を確保しよう
会社員、自営業など様々な仕事をしている方がいて、収入も様々です。
ですが、毎月収入の10%は最低でも投資に回すようにしましょう。
それ苦しいようであれば、自らの欲望に優先順位をつけ、順位の低い欲望は切り捨てることが必要になります。
家賃や食費、光熱費等の必要経費はきちんと残しておいてくださいね。
生活費の算出については別記事で紹介しています
投資資金を短期用と長期用に分けよう
長期投資のみの方であれば、この作業は不要です。
せーじんは短期投資を始めたので、短期用の資金を長期用から分けて準備しました。
短期投資用の資金は、投資用資金の10%としていますが、短期投資に慣れてきたら20%程度まで上げてもいいかなと思っています。
残りは長期投資用資金です。
短期投資についてすごく簡単に言うと
メリット:短時間で資産を増やすことができる可能性がある
下落している場合でもリターンを得ることができる
デメリット:長期投資よりも資産を減らす可能性が高め
きちんと勉強しないとすごく損するということは、この1か月でよくわかります。
が、きちんと勉強すれば資産形成の大きな力となってくれるでしょう。
特に市場が下落しているとき、長期投資では買い増しして次の上昇を待つくらいしかできませんが、短期投資では空売りなどを使ってリターンを得ることができます。
せーじんは、短期投資もすることで、リスク軽減になると考えています。
長期投資用資金を3つに分けよう
収入から生活費を引いた分を投資用資金
投資用資金から短期投資用資金を引いた分を長期投資用資金とします。
この長期投資用資金を使って長期投資していくのですが、大きく3つのグループに分けて投資します。
グループ1 50%前後 株式、社債、不動産、リート
グループ2 20%前後 コモディティ(金、銀、プラチナ、原油等)
グループ3 20%前後 現金、国債
なぜ、こんなにも分けるのでしょうか。その理由は以下の表をご覧ください。
この表は、モーニングスター社が発表した、資産区分別の年間リターンです。
これをみると、決して先進国株式1強ではなく、順位が激しく入れ替わっていることがお分かりいただけると思います。
例えば先進国株のみに投資している場合、2013年、2017年、2019年のパフォーマンスは良いものの、2011年、2015年、2018年はマイナス成長してしまいます。
複数の資産区分に分散投資することで、そのリスクを和らげることができるのです。
グループ1 株式、社債、不動産、リート
長期投資の各グループの中で、最も成長性が高いのがこのグループです。
資産区分の表の中に出てくるハイイールド債券は、社債のことですからこのグループです。
このグループは、銘柄にもよりますが基本的には景気拡大期に大きく伸び、景気後退期には成長が鈍化します。
組み入れの比率は50%前後が良いでしょう
グループ2 コモディティ(金、銀、プラチナ、原油等)
コモディティには、金銀プラチナの他、原油や穀物、ビットコイン等の仮想通貨も含まれます。
このグループは、グループ1と逆の値動きをすることがあります。
必ず逆に動くわけではありませんが、グループ1よりも景気後退期に強く、その時期に資産が成長することもあります。
投資の世界では、「有事の金」という格言もあります。
金はそのモノに価値があるため、相場の下落局面やインフレにも強いのです。
組み入れの比率は20%前後が良いでしょう
グループ3 現金、国債
このグループは、暴落時や下落局面での資産保全を目的としています。
現金は減らないですし、債券もグループ1と比較すると下がる幅は限定的です。
組み入れの比率は20%前後が良いでしょう
安全重視で行くのなら、このグループの比率を上げて、グループ1を減らしてもいいかも。
せーじんは、グループ3を5%増やして、グループ1を5%減らしています。
ポートフォリオをメンテナンスしよう
ポートフォリオは、一度完成したら、放っておいていいというわけではありません。
手をかけすぎても時間と手数料のムダですから、月に1度見直しをすればよいでしょう。
皆様の性格にもよりますが、実際の資産比率が上下5~8%程度はポートフォリオから外れても許容範囲といえるでしょう。
毎月のメンテナンス
資産の状況を確認し、ポートフォリオから大きく外れている部分がないか確認します。
毎月の積立のタイミングで、ポートフォリオの比率より組み入れ比率が下がってしまっている部分を買います。
それでも大きく外れているのなら、比率が上がっているグループを売り、下がっているグループを買います。
株価下落時のメンテナンス
グループ1が大きく下がります。
このため、グループ2と3の組み入れ比率が上がることでしょう。
グループ2を売ったり、グループ3の現金を使って、グループ1を買います。
株価上昇時のメンテナンス
グループ1が大きく上がります。
このため、グループ1の組み入れ比率が上がることでしょう。
グループ1を売り、グループ2を買ったり、グループ3の現金としてそのまま保有します。
せーじんは
せーじんの場合は、グループ1は株式のみ、グループ2は金を大目に銀とプラチナを少々、グループ3は現金のみで配分しています。
あまり増やしすぎても管理しきれないので。
まとめ
- 毎月収入の10%は最低でも投資に回すようにしましょう。
- 資産のバランスを計画しよう
- 投資資金を短期用と長期用に分けよう
- しっかり勉強すれば、短期投資もリスク軽減に役立つ
- 長期投資用資金を株、コモディティ、現金に分け、その比率を決めておこう
- 長期投資用資金のポートフォリオは、月に1度はメンテナンスしよう
以上、資産のバランスを考えよう!その投資、リスクが高くないですか?という話題でした。