こんにちは、せーじんです。
GAFAMの中でも、最近Googleとフェイスブックが調子がいいらしいね
そうだね。年初来チャートを見てみようか
ね、青のGoogleと緑のフェイスブックは調子が良さそうでしょ。
ほんとだね。GAFAMのなかで、せーじんはこの2銘柄だけ持ってないんだよね(泣)
2021年に入って、GAFAMのなかでGoogle(アルファベット)とフェイスブックのパフォーマンスが非常に優れています。
でも、この2銘柄を持っていない、、、
という。せーじんのような方もご安心ください。
今日は、こういう方(せーじん含む)にぴったりなETFを紹介しますよ!
今回登場するのは、【FDN】というETFです
- ファースト・トラスト・ダウ・ジョーンズ・インターネット・インデックス・ファンド (FDN)
FDNは、ダウジョーンズインターネットコンポジット指数という指数をターゲットとして運用しています。
どんな指数なの?
- インターネット業界で活動する米国企業40社が対象
- インターネットから売上/収益の50%以上を生み出している銘柄
- フロート調整後の最低3か月の平均時価総額は1億ドル以上
- 各銘柄の保有率は10%までに制限
- 4.5%以上のウェイトを持つ銘柄の合計保有率は45%までに制限
保有率の制限があって、一部の大手銘柄に集中しすぎないよう気を使っているね
分散投資でリスクを下げる方針っていうことだね
FDNの構成銘柄、投資対象は少ないものの分散は効いている
では、FDNの構成銘柄を確認していきましょう。
構成銘柄数は42です
かなり少なめですね
構成銘柄上位10銘柄、大型テック株が中心の構成
FDNの構成銘柄上位10銘柄はこちらです。
順位 | 銘柄名 | ティッカー | 構成比率 |
1 | アマゾン | AMZN | 9.99% |
2 | フェイスブック | FB | 8.13% |
3 | ペイパル | PYPL | 5.24% |
4 | アルファベット (Class A) | GOOGL | 5.04% |
5 | ネットフリックス | NFLX | 4.85% |
6 | アルファベット(Class C) | GOOG | 4.84% |
7 | シスコシステムズ | CSCO | 4.70% |
8 | セールスフォース | CRM | 4.40% |
9 | ズーム | ZM | 2.77% |
10 | ツイッター | TWTR | 2.50% |
googleの親会社アルファベットは、4位と6位に入ってるね。
合計して9.88%の構成比になるよ。
日本でもよく聞く、大手テック企業が揃っていますね。
でも、アップルとかマイクロソフトがないよ
その2社は、PCやスマホの売り上げが大きいんじゃないかな。
この指数は、インターネットでの売り上げが50%以上という制限があるからね。
情報技術セクターとの違いは?
それでは、FDNと同じく大型テック企業が揃う情報技術セクターとはどう違うのでしょう。
情報技術セクターETFのXLKと構成銘柄を比較しましょう。
へえ、構成銘柄が全然違うね
FDNの構成上位の、アマゾンやアルファベット、フェイスブックは、情報技術セクターじゃないからXLKには入らないんだよね
FDNの上位銘柄はXLKにほとんど入っていない
FDNで構成上位を占める銘柄
アマゾン、アルファベット、フェイスブック、ネットフリックス、ズーム、ツイッター
は情報技術(XLK)には入っていません。
XLKの上位銘柄もFDNにほとんど入っていない
逆に、XLKの構成上位銘柄、
アップル、マイクロソフト、ビザ、エヌビディア、マスターカード、インテル、
も、FDNには入ってませんね
似たような名前だけど、ほとんど共通してないんだね
セクター分散を確認しましょう
銘柄名だけでは、どのような事業をしているのかよくわかりませんね。
セクター分散を確認しましょう。
いろんなセクターの銘柄が入ってるね!これはすごい
FDNは、構成銘柄は40と少ないものの分散性をよく考慮したETFと言えます。
セクター分散は多岐にわたっている
銘柄の構成比が最大10%と制限されている
4.5%以上の構成比銘柄の合計も、45%までと制限している
FDNの概要
FDNの概要を確認しましょう!
ティッカー | FDN |
運用会社 | ファーストトラスト社 |
設定日 | 2006.6.23 |
総資産 | 101億3719万ドル |
分配金 | 0% |
経費率 | 0.52% |
資産規模は1兆円以上。そこそこ大規模です
資産が100億ドルを超えてるね。てことは、日本円だと1兆円!?
かなり大きい規模のETFなんだね
そうだね。業界トップクラスってわけではないけど、充分な資産をもっているね。
分配金はゼロ
FDNは分配金が出ないんだね
分配金ゼロは寂しいよね。その分値上がりしてくれればいいんだけどさ
経費は割高な0.52%
経費は0.52%かあ。結構高いね
S&P500のVOOの経費は0.03%
ナスダック100のQQQが0.20%
だから、比べるとずいぶん高いよね
リターンを確認しよう!
ではリターンを確認しましょう。
わかりやすいように、S&P500のETF・SPYと、情報技術のXLKとの比較で見ていきます。
2021年初来では、S&P500を下回るFDN
まずは、2021年初来のチャートを確認しましょう
FDNは、S&P500よりも下だね
2月下旬以降は、オールドエコノミーが強い相場になってるからね。ハイテクグロースが中心のFDNやXLKは苦戦してるよね
3月の終わりから急激に上昇してるね。これからも伸びるのかな
2020年初来で見ると、FDNはNADAQ以上のリターン!
コロナショックを挟んだ、2020年初来チャートを確認しよう!
2020年年初来で見ると、FDNのリターンはかなりすごいね。
S&P500よりもはるかに上に行ってるよ
好調だったXLKよりもさらに上だからね。
コロナショック時の下落率も確認しよう。
コロナショックでの最大ドローダウンを比較しましょう。
S&P500(SPY)が33.7%の下落だったのに対し、
FDNの落ち込みは、それよりも小さい30.5%でした。
コロナショックは、インターネット業界への影響は割合小さかったんだもんね
長期リターンでも、NASDAQや情報技術を上回る!
FDNの長期リターンを確認しましょう。
FDNは意外に歴史のあるETFで、2006年に運用開始しています。
せっかくなので、2006年の運用開始時点からのチャートを確認しましょう。
15年で11倍に!?
長期で見ると、情報技術よりもはるかに上に行ってるね!
ZOOMのような、決して大規模ではない銘柄の伸びもしっかりと享受できる、FDNの性格が成長につながってるね。
まとめ
ということで、googleやフェイスブックなどにまとめて投資できるETF、FDNを紹介しました。
FDNがベンチマークとするのはダウジョーンズインターネットコンポジット指数という指数です。
この指数の特徴は、
- インターネット業界で活動する米国企業40社が対象
- インターネットでの収益が大半
- 多彩なセクター構成、1銘柄あたりの保有比率に上限があるなど、分散性にも気を配っている
構成銘柄は、グーグルやフェイスブックの他にも、
アマゾン、ペイパル、ネットフリックス、ズーム、ツイッターなど、
誰でも知っている銘柄が並んでいます。
が、情報技術セクターとはかなりの違いがあります。
長期リターンはナスダック100をも超える超高リターン。
ですが、2021年年初来はグロース株全体の伸びが鈍化しているため
FDNもS&P500を下回っています。
しかし、構成銘柄を見れば停滞が続くとは考えられないETFです。
経費は高いですが、そのリターンは十分それに見合ったものと言えます。
今は絶好の買い場だと、せーじんは考えています。
CFDの取引時間はほぼ24時間。
夕食後のゆっくりした時間や通勤の電車の中、祝日でも取引することができます。
またレバレッジをかけた投資をすることもできますから、
少ない資金からから大きな利益を狙うこともできます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
せーじんの最新の資産状況はこちらでご確認ください
せーじんが3月に投資した銘柄はこちらです
以上、【FDN】米国インターネットETFはナスダックをも凌駕する!という話題でした。
本日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。