こんにちは、せーじんです。
今日(2020.12.21)は、特別な日なんだよ
ほー。何がある日なの?
S&P500とナスダック100の構成銘柄の入れ替えがあるんだよ。
こないだもダウが入れ替えたよね。結構あるもんなんだね
新陳代謝が活発だから、安心してインデックス投資できるね
本日(2020.12.21)は、
S&P500へテスラが採用される日でもあり、
ナスダック100に6銘柄が採用される日でもあります。
どのような銘柄が入り、どのような銘柄が抜けたのか。
確かめていきましょう。
S&P500採用銘柄は、テスラですね
米国の電気自動車メーカー、テスラがS&P500に採用されるニュースは市場を大いに沸かせました。
テスラ株は、S&P500への採用が発表された後の2週間で45%も値上がりしました。
9月のときもS&P500採用を期待されていましたが、このときは落選し、テスラ株は35%も下落しています。
上げ下げが凄いね
S&P500への採用っていうのは、それだけ注目を集めるすごいことなんだよ
テスラの5年チャートはこうです。
この成長力がS&P500に入ってくるのですから、S&P500はこれからも大きく値上がりしてくれるでしょう。
とても期待しています
S&P500から外れたAIVは株価が悲惨なことに
テスラと入れ替わりにS&P500から外れることになった、アパートメントインベスト(AIV)の5年チャートは、
コロナ前までは、5年間で50%程の株価成長を見せていましたが、
コロナショックで50%の下落、
さらにS&P500からの除外発表で90%近く下落しています。
これ持ってた株主は悲惨ですね・・・
それはともかく、下のチャートのAIVの代わりに上のチャートのTSLAが入ってくるのですから、
S&P500指数はこれから大きな伸びが期待できます。
ナスダック100は6銘柄の入れ替えがあります
ナスダック100の採用銘柄は、ハイテクの旬な銘柄たち!
- アメリカンエレクトリックパワー(AEP)
- マーベルテクノロジーグループ(MRVL)
- マッチグループ(MTCH)
- オクタ(OKTA)
- ぺロトンインタラクティブ(PTON)
- アトラシアン(TEAM)
再生可能エネルギーへの投資を明言している電力会社AEP、半導体の企画や設計を手掛けるMRVL、
婚活サイトを運営するMTCH、IDパスワードのクラウド管理等セキュリティのOKTA、
自宅で楽しむオンラインスポーツジムのPTON、システム開発者向けツールを提供するTEAM、
いずれも、今後の大きな課題である、クリーンエネルギーや、コロナ感染症の拡大に強いオンライン事業等を手掛ける会社です。
また、新規採用の銘柄は、最強といわれる指数ナスダック100をはるかに上回るリターンを出している、旬な銘柄ばかりです。
AEPはそれほどではありませんけどね
2つほど、チャートを見ていきましょう。
MATHのリターンは、5年で+785%!
赤いチャートはNASDAQ100指数です。
MRVLのリターンは、5年で+458%!
外れたのは成長が鈍化した銘柄たち
新規採用が6銘柄あったということは、除外された銘柄もあったということですね。
今回外れたのは、この6銘柄です。
ああ、無情
- バイオマリンファーマ(BMRN)
- シトリックスシステムズ(CTXS)
- エクスペディアグループ(EXPE)
- リバティグローバル(LBTYA)
- テイクツー・インタラクティブ・ソフトウェア(TTWO)
- アルタ・ビューティ(ULTA)
旅行会社や化粧品販売の会社など、コロナ禍の影響を受けて業績が悪化した銘柄が多いようです。
株価のチャートを見ても、TTWO以外の5銘柄はナスダック100をはるかに下回っています。
5年でマイナスリターンという銘柄もあり、そういった銘柄の入れ替えは、
投資家にとって大きなメリットになります。
具体的に見ていきましょう。
まずはBMRNです。
BMRNのチャートは、赤のナスダック100を大きく下回っています。
次にEXPEを見てみましょう。
EXPEも、やはり低リターンですね。
5年リターンがマイナスになっています。
TTWOは素晴らしい成長を見せています
外れる6銘柄のうち、TTWOは素晴らしい成長を見せています。
TTWOだけは残してほしかったのですが…
この注目すべき日の値動きを見てみましょう。
S&P500
米国時間で2020.12.21の、S&P500の5分足チャートです。
テスラは、S&P500採用銘柄の中でも時価総額がGAFAMに次ぐ第6位の規模を誇っています。
文字通りの大型新人ですね。
ですから、ETFや投資信託を運営する機関投資家たちは、TSLAを買い、他を売ってバランスを整える必要があります。
12月21日の寄り付きで、大きく窓を開けて下げています。
寄り付きから1時間ほどは売られていますが、その後は一貫して買われています。
ただし、引けに向けて垂れてきましたね。
ナスダック100
米国時間で2020.12.21の、ナスダック100の5分足チャートです。
ナスダック100も、S&P500と似たような展開ですね。
違いは、寄付きでの買いがやや大きい程度です。
入替えは指数の上昇のため
今回の採用銘柄と排除名柄の比較で見た通り、
構成銘柄を効果的に入れ替え、新陳代謝することで、S&P500やナスダック100は成長し続けるのです。
プロの投資家でさえ、勝ち続けることが難しいと言われるほど優秀な指数は、こうしてできているんですね。
これからも、投資の中心は指数に置いていきたいと思います
以上、指数は上がるよ、どこまでも。S&P500とナスダック100の銘柄入替えという話題でした。
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。