こんばんは、せーじんです。
本日もせーじんブログにお越しいただきありがとうございます。
一昨日投稿した記事で、高配当株のメリットとデメリットをお話ししました。
それでも高配当株が好きなの
という方に参考になればと、本日はせーじんが保有している高配当株を種別ごとに紹介いたします。
配当率10%を超えるもの、配当額も株価も増え続けるもの、外国での配当課税が0%になるもの等アツい銘柄たちを紹介していきます。ぜひご覧ください。
それでは始めましょう。
超高配当が魅力!配当利回りは11%!エイリスキャピタル(ARCC)
概要
エイリスキャピタル(ARCC)は管理投資会社で、米国内の中堅企業の株式や債券に投資し、顧客の資金調達ニーズに対応する会社です。
米国BDCでは最大の規模を誇っています。
BDCとは
BDCとはBusiness Development Companyの略称で、投資会社法を根拠法として設立された中堅企業や新興企業等の事業開発を金融面及び経営面からサポートする投資会社のことです。
利益の90%以上を投資家に配当として分配することで、内国歳入法上の規制投資会社として扱われ、法人所得税を免除されるため、BDCへの投資家にとっては比較的高い配当収入が期待されます。
チャート
それでは、株価を確認してみましょう。
直近5年間のチャートを、S&P500と比較します。
株価は上下しながら横ばいですね。
でも、これでいいんです。
この銘柄の肝は配当ですからね。
配当金
5年間の配当金はこの通りです。
配当落ち日 | 配当額(ドル) | 利回り |
2020年09月14日 | 0.4 | 11.24% |
2020年06月12日 | 0.4 | 11.35% |
2020年03月13日 | 0.4 | 12.92% |
2019年12月13日 | 0.4 | 8.33% |
2019年09月13日 | 0.4 | 8.71% |
2019年06月13日 | 0.4 | 8.82% |
2019年03月14日 | 0.4 | 9.10% |
2018年12月13日 | 0.39 | 9.40% |
2018年09月13日 | 0.39 | 9.67% |
2018年06月14日 | 0.38 | 9.01% |
2018年03月14日 | 0.38 | 9.48% |
2017年12月14日 | 0.38 | 9.83% |
2017年09月14日 | 0.38 | 9.45% |
2017年06月13日 | 0.38 | 9.27% |
2017年03月13日 | 0.38 | 8.67% |
2016年12月13日 | 0.38 | 8.61% |
2016年09月13日 | 0.38 | 9.93% |
2016年06月13日 | 0.38 | 9.94% |
2016年03月11日 | 0.38 | 10.01% |
2015年12月11日 | 0.38 | 11.85% |
ごらんください、この利回りを!
最も低いときでも8.3%、直近では11%を超えています。
コロナショックを受けても減配ナシは実に頼もしいですね。
2008-2009年のリーマンショック時は0.42ドルから0.35ドルへ減配しています。
ですから過信は禁物ですが、リーマンショックでさえこの程度の減配で済んだと考えることもできます。
というのも、このときARCCの株価は直近高値から80%以上下落しましたからね。
BDCですから、会社の利益の90%は配当金に回さなければなりません。
赤字転落しない限り配当金を受けられる仕組みになっています。
64年連続増配!株価も上昇中のプロクター・アンド・ギャンブル(PG)
いわずと知れたP&Gですね。
洗濯洗剤のアリエール、髭剃りのブラウン、紙おむつのパンパース等、日本でもなじみのある商品がそろっていますので、知らないという人も少ないのではないでしょうか。
いつもお世話になってます
高配当というよりは連続増配銘柄として有名で、64年連続増配という日本ではお目にかかれないような期間増配し続けています。
配当王の称号を得ています。
配当王とは
50年以上連続して増配している企業への称号。
米国では29銘柄しか存在せず、非常に数少ない企業のみが獲得することができます。
配当貴族という称号も存在していて、こちらは25年以上連続増配企業のことを指します。
チャート
それでは、株価を確認してみましょう。
直近5年間のチャートを、S&P500と比較します。
S&P500には劣るものの、右肩上がりに上がっていますね。
64年間も増配しているのですから、株価にも強さがあります。
配当金
5年間の配当金はこの通りです。
権利落ち日 | 配当額(ドル) | 利回り |
---|---|---|
2020年07月23日 | 0.7907 | 2.30% |
2020年04月23日 | 0.7907 | 2.55% |
2020年01月23日 | 0.7459 | 2.57% |
2019年10月17日 | 0.7459 | 2.39% |
2019年07月18日 | 0.7459 | 2.41% |
2019年04月17日 | 0.7459 | 2.62% |
2019年01月17日 | 0.7172 | 2.77% |
2018年10月18日 | 0.7172 | 3.10% |
2018年07月19日 | 0.7172 | 3.49% |
2018年04月19日 | 0.7172 | 3.62% |
2018年01月18日 | 0.6896 | 3.53% |
2017年10月19日 | 0.6896 | 3.01% |
2017年07月19日 | 0.6896 | 2.99% |
2017年04月19日 | 0.6896 | 3.17% |
2017年01月18日 | 0.6695 | 3.00% |
2016年10月19日 | 0.6695 | 3.15% |
2016年07月20日 | 0.6695 | 3.00% |
2016年04月14日 | 0.6695 | 3.12% |
2016年01月20日 | 0.6629 | 3.16% |
2015年10月21日 | 0.6629 | 3.49% |
利回りが低いですよね。
配当金は順調に増配していますが、株価も順調に伸びているために利回りが上がらないのです。
PG株は保有しているだけで配当金も毎年増えていくし、株価も上がっていくので、2度おいしい思いができる優良株ということなんです。
配当金は5年間で20%も増えていますし、株価は47%も成長しています。
長期的に保有するのに、最適な株といえるでしょう。
外国課税が0%!税金がお得なブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BTI)はその名の通り、たばこ製品の生産・販売を主とする国際的な企業です 。
本社を英国ロンドンに構える英国企業です。
どうして米国の市場で英国の株を買うことができるの?
ADRという制度があるからだよ。簡単に言うと米国以外の国の銘柄を米国市場で売買できるようになる制度があるんだ。
ADRの配当金にかかる税金
米国ではなく、その銘柄が上場している国に納めることになります。
ここが重要です。
以前の記事で、米国では売却益には税金がかからないけど、配当には10%の税金がかかると紹介しました。
配当に税金がかからない国のADRを購入すれば、配当も非課税となるのです。
NISAを使えば日本での税金20.315%も避けらます。
配当金への課税が0%の国
英国、インド、オーストラリア、ブラジル、シンガポール、香港
BTIの英国は、配当課税が0%なのです。これはいいですね。
BTIは配当にかかる税金が米国株よりもお得であることがわかりましたので、まずはBTIのチャートから確認しましょう。
チャート
直近5年間のチャートを、S&P500と比較します。
株価は下落する一方ですね。
せーじんのポートフォリオの中でも、ひときわ大きくマイナスが輝いております。
配当金
権利落ち日 | 配当額(ドル) | 利回り |
---|---|---|
2020年10月01日 | 0.663425 | 7.77% |
2020年07月09日 | 0.6572 | 6.89% |
2020年03月26日 | 0.6505 | 8.55% |
2019年12月26日 | 0.64615 | 6.28% |
2019年10月03日 | 0.656075 | 7.50% |
2019年06月27日 | 0.6471 | 7.43% |
2019年03月21日 | 0.6508 | 6.27% |
2018年12月27日 | 0.635875 | 6.83% |
2018年10月04日 | 0.661925 | 5.84% |
2018年06月28日 | 0.6566 | 5.41% |
2018年03月22日 | 0.68095 | 5.07% |
2017年12月28日 | 1.4447 | 4.68% |
2017年08月16日 | 1.14125 | 3.51% |
investingのデータが、2016年以前が少しおかしかったので、BTIのデータは2017年以降としました。
ご了承ください。
また、2017年までは年2回配当、2018年以降は年4回配当なので分かりにくいかもしれませんが、しっかりと増配しています。
配当金は増配していますが、この株価下落は厳しいですね。
まとめ
高配当株といっても、いろいろな特徴があります。
BDCは利益の90%を株主に配当しなければならないという法律があり、その銘柄が存続する限り、ある程度安定かつ高水準の配当が見込めます。
配当王や配当貴族のような連続増配株は、現在の配当利回りは低く見えます。
しかし長期的に保有していれば増配により配当額が増えていくうえ、株価の上昇を見込めるので、2度おいしい銘柄に育つことが見込めます。
英国等の配当金にかかる税金が0%のADR高配当株に投資すれば、配当にかかる税金が高いという米国税制のデメリットを回避することができます。
BDCも配当王もADRも、今回紹介した以外にもたくさんの銘柄があります。
あなたもお気に入りの銘柄を探してみてくださいね。
以上、利回り11%!64年連続増配!外国課税0%!高配当株3選という話題でした。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。