こんにちは、せーじんです。
クリーンエネルギー銘柄がすごく成長していますね。
このブログでも、クリーンエネルギー関連のETFや電気自動車の銘柄を紹介してきましたが、
今回は太陽光発電関連銘柄を紹介します。
太陽光発電株も、成長してるの?
電気自動車は電気で動いているよね。これから電気自動車が増える、ということは?
必要な電力が増える!
で、世界各国が目指しているのは脱炭素社会で、そのためにガソリン車から電気自動車に切り替えるよね。
うん
必要な電力を賄うのに、火力発電を増やすことはできないから…
太陽光発電が増えていくってことね!
yes!great!
太陽光発電の投資の可能性
世界中で脱炭素社会を目指して、ガソリン車を電気自動車へ置き換える動きが加速しています。
それは必要な電力が増えることを意味していて、世界中で発電能力を増強する必要があります。
脱炭素社会を目指す以上、火力発電所を増やすことはできません。
原子力発電を増やす国もありますが、福島県での事故により脱原発を進めている国もあり、そういった国は他の選択肢を選ぶ必要があります。
他の選択肢とは、今回紹介する太陽光発電、水力発電、風力発電等ですから、太陽光発電の今後の需要増が見込めるというわけです。
太陽光発電のETFもあるけど
太陽光発電に投資するにはどうしたらいいの?
こんな投資方法があるよ。
- 自宅の屋根などに太陽光発電をのせる
- インフラファンドへ投資する
- 太陽光発電ETFへ投資する
- 太陽光発電の個別銘柄へ投資する
3のETFに関しては、Invesco Solar ETF (ティッカー:TAN)というETFがあります。
チャートを見ると
このように、年初来リターンが+167%と凄まじい成長を遂げています。
このETFをおススメしたいところなのですが、今回はおススメできません。
楽天証券やSBI証券などで取り扱いがないからです。
売ってなければ買えません。残念!
今回は、個別株への投資を考えていきましょう。
太陽光発電関連の個別銘柄を探そう
太陽光発電の個別銘柄って、どうやって探したらいいの?
ETFの構成銘柄を見るのが簡単で、間違いないよ。
ETFのファンドマネージャーという投資のプロが厳選した銘柄なわけだしね。
それでは、TANの構成銘柄を確認しましょう。
名称 | 構成比(%) |
---|---|
ENPH:USエンフェーズ・エナジー | 10.93 |
SEDG:USソーラーエッジテクノロジー | 9.72 |
FSLR:USファーストソーラー | 6.92 |
968:HK信義光能[シンイー・ソーラー] | 6.61 |
JKS:US晶科能源控股[ジンコソーラー] | 5.68 |
RUN:USサンラン | 5.60 |
SSO:NOスカテック | 4.65 |
DQ:US大全新能源[ダコニューエナジー] | 4.63 |
SPWR:USサンパワー | 4.18 |
CSIQ:USカナディアン・ソーラー | 3.61 |
1位のENPHと2位のSEDGで20%を占めています。
この2社が大手と言えるでしょう。
2社では寂しいので、3位のFSLRを入れて、3社を調べていきましょう。
調査対象の銘柄は
- エンフェーズエナジー(ENPH)
- ソーラーエッジテクノロジー(SEDG)
- ファーストソーラー(FSLR)
いずれも米国の銘柄ですね。
チャートを確認しよう!
調査対象の3銘柄にTANの値動きを加えた4銘柄のチャートを比較します。
6か月でENPH+157%、SEDG+94%、FSLR+84%
この6か月はコロナからの回復局面ですが、大統領選挙の影響で9月から10月は米国市場全体が停滞していました。
しかし、今回の銘柄は9月上旬に下げたものの、それ以降は右肩上がりに回復しています。
SEDGは11月最初に下げが来ていますが、これは決算発表があったためです。
収益は悪い数字ではなかったのですが、市場が期待していたくらいでしかなかったので株価が下がった、というちょっとよくわからない下げです。なので、すぐに回復していますね。
ENPHの成長が、6か月で+157%と驚異的な数字です。
そしてETFでありながら、TANもENPHと同じくらい成長しています。
年初来チャートを見ると、コロナショックなんてなかったみたい
コロナショックがどこにあるかもよくわからないほど、上昇しています。
いずれの銘柄もきれいな右肩上がりですが、やはりENPHの成長が目を引きます。
5年間のチャート、ENPHの上昇がやばい
ENPHの成長がとんでもないことになっています。
5年で16倍の株価ですよ。
太陽光発電の成長は2019年初めから始まっていたことがわかります。
そして、各国の電気自動車への転換の発表で爆発したということですね。
業績を見てみよう
エンフェーズ・エナジー(ENPH)は黒字化達成し勢いが増す
ENPHの時価総額は175億6907万ドルです(2020.11.30現在)
(百万ドル)
年度 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 | 357.25 | 322.59 | 286.17 | 316.16 | 624.33 | 765.15 |
営業利益 | -19.31 | -62.70 | -39.38 | 1.60 | 102.73 | 219.27 |
税引前当期利益 | -20.70 | -65.99 | -45.34 | -10.23 | 90.11 | 144.30 |
当期利益 | -22.08 | -67.46 | -45.19 | -11.63 | 161.15 | 101.34 |
EPS(ドル) | -0.49 | -1.34 | -0.13 | -0.12 | 1.38 | 0.72 |
PER(倍) | — | — | — | — | 101.80 | 194.68 |
配当(ドル) | — | — | — | — | — | 0.00 |
1株当り純資産 (ドル) | 0.90 | 0.02 | -0.11 | 0.07 | 2.21 | 3.65 |
2017年以降、売上高が順調に伸びています。
また、2019年には黒字化を達成しています。
いずれの指標も右肩上がりに成長していて、今後も株価の伸びが期待できる銘柄でしょう。
こういう銘柄に言うべきではないと思いますが、PERが200倍近い数字となっていますね。
ソーラーエッジ・テクノロジー (SEDG)も右肩上がりの美しい業績
SEDGの時価総額は141億3281万ドルです(2020.11.30現在)
(単位:百万ドル)
年度 | 2016/06 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 | 489.84 | 240.00 | 607.05 | 937.24 | 1,425.66 | 1,457.11 |
営業利益 | 71.76 | 33.39 | 91.09 | 139.42 | 189.95 | — |
税引前当期利益 | 72.23 | 30.60 | 100.24 | 137.12 | 178.60 | 217.19 |
当期利益 | 76.61 | 25.38 | 84.17 | 128.83 | 146.55 | 152.53 |
EPS(ドル) | 1.92 | 0.62 | 2.44 | 2.82 | 3.03 | 2.87 |
PER(倍) | 10.23 | 20.04 | 15.40 | 12.45 | 95.05 | 100.43 |
配当(ドル) | — | 0.00 | — | — | — | 0.00 |
1株当り純資産 (ドル) | 6.26 | 7.00 | 9.07 | 12.21 | 16.60 | 20.36 |
SEDGも、どの指標を見ても右肩上がりの成長で、非常に美しいですね。
こちらはすでに黒字化を達成しており、黒字幅を広げるフェーズに入っています。
ファーストソーラー (FSLR)は横ばいで赤字もある
FSLRの時価総額は97億9750万ドルです(2020.11.30現在)
(単位:百万ドル)
年度 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 | 2019/12 | 2020/12 |
---|---|---|---|---|---|---|
売上高 | 4,112.65 | 2,904.56 | 2,941.32 | 2,244.04 | 3,063.12 | 2,829.99 |
営業利益 | 730.16 | -568.15 | 177.85 | 40.11 | -161.79 | — |
税引前当期利益 | 733.33 | -537.25 | 202.12 | 113.15 | -120.13 | 345.94 |
当期利益 | 593.41 | -416.11 | -165.62 | 144.33 | -114.93 | 420.48 |
EPS(ドル) | 5.88 | -4.05 | 2.32 | 1.28 | -1.09 | 3.93 |
PER(倍) | 11.22 | — | 29.05 | 33.20 | — | 24.07 |
配当(ドル) | 0.00 | — | — | — | — | 0.00 |
1株当り純資産 (ドル) | 54.52 | 50.16 | 48.81 | 49.70 | 48.33 | 52.09 |
FSLRは、EMPHやSEDGと異なり、業績は右肩上がりとなっていません。
売り上げ高は横ばい、営業利益も赤字と黒字を行ったり来たり、純資産も横ばいです。
株価の上昇が他の銘柄と比較して控えめだったのも、納得の業績です。
まとめ
世界中で脱炭素社会を目指して、ガソリン車を電気自動車へ置き換える動きが加速しています。
それは必要な電力が増えることを意味していて、世界中で発電能力を増強する必要があり、太陽光発電のようなクリーンエネルギーの需要は今後も増え続けます。
楽天証券やSBI証券からは太陽光発電銘柄のETF(TAN)に投資することはできませんが、TANの構成銘柄に投資することはできます。
TANの構成銘柄上位3銘柄を調査したところ、1位のENPHは業績好調で、ここ5年で+1520%と驚異の成長を見せています。
2位のSEDGも右肩上がりの業績で、5年間で+630%と素晴らしい成長です。
3位のFSLRは業績が横ばいで、株価成長も他の2銘柄と比較すると控えめです。
せーじんは、ENPHとSEDGに少しづつ投資しようかな、と思っています。
以上、太陽光発電に投資する!5年で16倍になった驚異の成長は今後も期待という話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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