投資信託ランキング、初心者お断りの高リスク銘柄が多すぎる問題

こんばんは、せーじんです。

本日もせーじんブログにお越しいただきありがとうございます。

お買い物するときって、ランキング気になるよね

そうだねえ。それで、上位のいくつかの商品を見て決めたりするよね。

投資するときも、ランキングって気にしたほうがいいの?

投資するときは気にしたことないな。どれどれ、ちょっと見てみますか。

今回の記事の内容

投資信託の買付金額ランキングってこれ買っちゃいけないやつでしょ!

楽天証券の投資信託買付金額ランキング、4.3倍ブルと3.8倍ベアが入ってますけど!

順位ファンド名委託会社基準価額(前日比)純資産(億円)アセットタイプ
01位 eMAXISSlim米国株式(S&P500)三菱UFJ国際12,163円
(-79円)
1729.57海外株式
02位 楽天・全米株式インデックス・ファンド楽天12,839円
(-96円)
1421.68海外株式
03位 楽天日本株4.3倍ブル楽天7,997円
(-104円)
298.13その他
04位 eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)三菱UFJ国際11,438円
(-82円)
525.6海外株式
05位 楽天日本株3.8倍ベア楽天5,426円
(+60円)
81.31その他
楽天証券ウェブページより出典

なんだこれは・・・

せーじんが驚いたのが、3位と5位に入っている投資信託。

3位が楽天日本株4.3倍ブル

5位が楽天日本株3.8倍ベア

です。

レバレッジを使った投資信託で、値上がりするときは大きく上がるけど、値下がりするときも大きく値下がりするという、

リスクの高い商品です。

そうか、これは楽天証券だけの現象なのかな。

だって、この2銘柄は楽天が運営してる投資信託だもんな。

念のためSBI証券の投資信託販売金額ランキングを確認…こっちにもあった!

順位ファンド名分類基準価額
(前日比)
純資産
(百万円)
トータルリターン(1年)
1位
(1)
SBI-SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド
積立 NISA ノーロード
国際
株式
11,178
(-75)
78,17111.81%
2位
(2)
SBI-SBI日本株4.3ブル
NISA ノーロード(INT)
ブル
ベア
5,540
(-72)
11,561-14.68%
3位
(3)
大和-iFreeレバレッジ NASDAQ100
積立 NISA ノーロード(INT)
ブル
ベア
22,217
(+360)
32,40595.34%
4→
(4)
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
積立 NISA ノーロード
国際
株式
12,163
(-79)
172,95712.07%
5→
(5)
ニッセイ-<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
積立 NISA ノーロード
国際
株式
17,206
(-146)
196,2488.57%
6→
(6)
SBI-SBI 日本株3.8ベア
NISA ノーロード(INT)
ブル
ベア
1,711
(+19)
5,111

こっちにもあった!

SBI-SBI日本株4.3ブルと、

SBI-SBI 日本株3.8ベアです。

SBIにも楽天と同じ商品があるんですね。知らなかったです。

順位のほうは、2位と6位。

いやいや、2位って。

ちなみに、SBIは3位にもレバレッジファンドが入っていますね。

恐ろしいことですよ、これは。

レバレッジとは、少ない資金から大きなリターンとリスクを生むこと

レバレッジとは、テコの働きのことで、小さな力で大きな作用を引き出すという意味合いのものです。

これを投資に当てはめると、少ない資金で、大きなリターンを得る作用を引き出す、ということになりますね。

ただし、リターンが大きくなるとリスクも大きくなります

リスクとリターンは表裏一体ですからね。

リスクという言葉は、投資においては必ずしもマイナスの意味合いではありません。

価格の変動幅のことをリスクと言っているからです。

ですから、今市場でリスクが高まっているといった時は、上にも下にも大きく動く可能性があると認識してください。

レバレッジのリスクとは、減価する、経費が高いの2点

複利効果が大きく働く(減価する)

経費が高い

複利効果が大きく働く⇒元の株価がヨコヨコで動いても減価してしまう

複利効果は、アインシュタインの有名な言葉

「複利効果は、人類最大の発明だ。」

アルベルト・アインシュタイン

と言われているように、資産を形成する際の大きな味方としてポジティブな意味合いで使用することが多い言葉です。

株価上昇時には、レバレッジ効果と相乗して大きな利益を生み出します。

レバレッジ上昇

ですが、株価の下落が数日続いた場合、この複利効果がネガティブに働きます。

下落時もレバレッジ効果と相乗効果が働き、より大きく下落することになります。

レバレッジ下落

レバレッジではこの複利効果が大きく働くため、元の指数がヨコヨコの相場でも株価が下がってしまいます。

レバレッジヨコヨコ

元の指数は4日後に100に戻っているのに対し、レバレッジのほうは95くらいまで下がっています。

これは、減価とも言います。

指数が下がらなくても、レバレッジはさがってしまうのね

経費が高い

これはもう単純に、経費が高いことが資産形成に対する大きなリスクです。

SPXLと、S&P500のETFで最も経費の安いVOOで比較しましょう。

経費
楽天日本株4.3倍ブル1.243%
楽天日本株3.8倍ベア1.243%
ニッセイ日経225インデックスファンド0.275%

1%くらいの差があるね!

すごい違いだね

こちらの記事で、レバレッジのリスクと、信用レバレッジとの違いについてお話しました。

「ブル」と「ベア」ってなに?

投資信託の名前に、「ブル」と「ベア」とかついてるけどこれはどういう意味?

ブルとかベアは、レバレッジ型投資信託やETFでよく使う言葉だね。ご説明しましょう

ブルとは … 元の株価と同じ方向に〇倍動く

       (例)元の株価が上昇したときに、その上昇幅の〇倍上昇する商品

ベアとは … 元の株価と逆の方向に〇倍動く

       (例)元の株価が上昇したときに、その上昇幅の〇倍下落する商品

ブルとは猛牛のことで、角を振り上げるように攻撃します。

ベアとはクマのことで、腕を振り下ろして攻撃します。

株価が上がったときに、同攻撃してくるか、で考えると覚えやすいですよ。

また、ベア型の商品のことを、インバースとも言います。

今回の投資信託はどういう商品か、というと

楽天日本株4.3倍ブル 日本市場の、4.3倍大きな値動きをする投資信託

楽天日本株3.8倍ベア 日本市場の逆に、3.8倍大きな値動きをする投資信託 

償還期限を確認せよ!

この2銘柄の詳細を確認しましょう

楽天日本株4.3倍ブル楽天日本株3.8倍ベア
設定日2015.10.072019.12.20
償還日2022.06.142022.06.14
総資産298.13 億円81.31 億円
管理費用1.243%1.243%
値動き日本市場の4.3倍大きな値動き日本市場の逆に3.8倍大きな値動き

償還期限とは、要するに投資信託の活動を終える時期ということです。

この償還期限が決まっていることの何が問題なのかというと、これ以降保有し続けることができない、

その時点で大きなマイナスになってしまっていても、その時の価格で損失が確定してしまうということなのです。

売るタイミングというのは本来投資家が各々の判断で決めること。

それができないというのは、大きなマイナスポイントです。

ETFや投資信託を購入する際は、償還期限を必ず確認してくださいね。

実際の値動きを見てみよう

それでは、この2銘柄の実際の動きを見てみましょう。

比較のために、日経平均に連動する投資信託もグラフに入れてあります。

直近6か月間は日経平均が上昇基調。ベアもブルもお手本通り

この6か月間は、日経平均が少しづつ回復傾向にある期間でした。

なので、4.3倍ブルが、日経平均を大きく上回っています。

逆に3.8倍ブルは大きくマイナスになっています。

日経平均が緩やかですがほぼ一直線に上昇しているため、各投資信託の性格が、わかりやすく出ていますね

年初来では、2銘柄とも日経平均よりも低リターン

3.8倍ベアをご覧ください。

3月のコロナショック時に瞬間的に+200%を超えています。

その後は市場の回復とともに急激に価格が下がり、緩やかに下落傾向が続いています。

逆に4.3倍ブルは日経と比較しても大きく落ち込んでいますね。

その落ち込みが非常に大きかったため、いまだ日経平均を上回ることができていません

結果、年初来で見ると2銘柄とも日経平均より低いリターンとなっています。

3年リターンでも、日経平均を上回れず

なお、3.8倍ベアは設定日が2019年12月のため比較から外しています

この3年間、日経平均はほぼヨコヨコでした。

レバレッジのリスクのところでお話しした通り、ヨコヨコ相場だとレバレッジ効果により減価していきます

2018年から2019年にかけて減価している様子がよくわかりますね。

投資先は自分でしっかり検討しましょう

ここまで検討した結果、せーじんであればこの2銘柄には投資しません。

証券会社の売買金額で5位以内にランクされている銘柄といえども、投資対象として適格とは限りません。

ランキングを妄信せず、しっかり検討して投資先を選定しましょう。

以上、投資信託ランキング、初心者お断りの高リスク銘柄が多すぎる問題という話題でした。

本日も最後までお読みいただきありがとうございました。

他の記事も見ていってくださいね。

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