米国市場急騰!2020年はこのまま上昇。2021年はあぶない?

こんばんは、せーじんです。

本日もせーじんブログにお越しいただきありがとうございます。

米国市場は、9月に入って急落した後、1か月以上も停滞していましたが、1週間ほど前を境に上昇に転じましたね。

USA!USA!

このまま上昇してくれるのでしょうか、それともまた停滞するのでしょうか。

今回の記事の内容

S&P500、ナスダックともに急激な上昇

チャートを確認してみましょう。

S&P500指数のチャートです。

SP500チャート

ナスダック100指数のチャートです。

ナスチャート

両指数ともに、10月7日を境に急激に上昇しています。

10月6日終値から10月13日終値を比較すると、S&P500で約4.5%ナスダック100で約7.8%もの上昇です。

上昇しているポイントを調査したのですが、情報技術や生活必需品、公益、エネルギー等のどのセクターも急激な上昇を見せています。

米国市場が全体的に上がっている、という印象です。

10月5日と6日の出来事を確認しましょう

この日までに何があったのか、ニュースを確認します。

10月5日トランプ大統領が療養を終えて退院しました。

BBC NEWS webページより出典

10月2日に入院したので、わずか4日間の入院生活ということになりますね。

トランプ大統領のコロナは仮病だった、という噂が飛び交っているみたいですよ。

10月6日 ロシア疑惑とクリントン氏メール調査資料の機密解除を承認

10月6日トランプ大統領が、ロシア疑惑とクリントン氏メール調査資料の機密解除を承認しました。

Bloomberg webページより出典

前日に退院したばかりだというのに、本当にタフな人です。

74歳という年齢を感じさせません。

この民主党への攻撃に再選への強い意志と危機感を感じます。

10月6日 「GAFA解体案」に関する調査結果を発表

10月6日 米議会下院司法委員会の反トラスト小委員会から「GAFA解体案」に関する調査結果が発表されました。

議会が積極的な行動をとり、“特定の支配的なプラットフォーム”の解体を目指すよう勧告したとのことです。

これは、GAFAの事業を分割し別会社とすることを意味します。

例えば、グーグルのYoutube、アップルのアップルストア、アマゾンのAWS、フェイスブックのインスタグラムの各事業を分割して別会社による運営とするということです。

このニュースのポイントは、今回の調査は共和党と民主党の両党によって開始されましたが、共和党は最終報告書に署名していないのです。

この報告書は民主党の意見が色濃く反映されたものといえるでしょう。

共和党(トランプ氏) GAFA解体に消極的

民主党(バイデン氏) GAFA解体を推進

劣勢だったトランプ氏の狙い通りの株価回復

大統領選挙で劣勢に立たされたトランプ氏は、新型コロナウイルス感染による入院でさらに劣勢に立たされました。

とりあえず、本当にコロナに感染していた、ということにしましょう

最新の医療と強靭な体力でコロナを克服した大統領は、退院直後から精力的に選挙活動を再開しました。

まずはロシア疑惑とクリントン氏のメール調査資料の機密を解除し、民主党へ攻撃。

さらにGAFA解体に関しても、株価の上昇と民主党との差別化を図るために消極的な姿勢をとりました。

大統領選挙のアノマリー

9月10月の株価が上昇しているときの現職大統領は、非常に有利

9月以降の米国市場は、バイデン氏が当選する可能性を織り込んだ値動きをしていました。

バイデン氏は大企業への増税を掲げ、所属する民主党はGAFA解体に積極的。

なので、GAFAを中心とするナスダックや大企業から構成されるS&P500の株価成長は黄色信号が灯っていました。

これが、トランプ氏のコロナからの華麗な復活とロシア疑惑の再燃によってトランプ氏当選の可能性を織り込みはじめたため、トランプ氏の狙い通り株価は上昇した、とせーじんは考えます。

これからの株価はどうなる?

2020年末までは上がりそう

これから大統領選挙までの2週間、トランプ氏は持てる力のすべてを使って株価上昇を仕掛けるでしょう。

市場もそれに応えて上昇基調を描きます

バイデン氏よりトランプ氏のほうが投資家に優しいので、トランプ氏が当選したほうが市場には有利ですからね。

そして大統領選直後は先行き不透明感の解消と新大統領への期待感のため株価が上昇する傾向があります。

2021年の株価、アノマリーでは上昇だが下落の危険も

そして、大統領選挙の翌年は高確率で株価が上昇します。

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大統領選挙の翌年は、直近10回中8回は値上がりしています。

けっこういい確率だね

先行き不透明感の解消と新大統領への期待感の継続ですね。

ただ、今回に関しては少し事情が違うかもしれません。

大統領選挙のために抑えている中国との対立が、来年以降激化する可能性があるからです。

すると、株価は下落基調ということになる可能性があります。

下落する可能性も考えつつ、上昇の流れに乗る準備もしておきたいところです。

本日のまとめ

9月以降の米国市場はバイデン氏当選を織り込んでいたため株価が足踏みしていました。

それが、10月5日のトランプ氏退院からの攻勢により、トランプ氏当選の織り込みが始まり、株価の急上昇が始まりました。

2020年末まではこのまま上昇基調となりそうです。

2021年もアノマリー的には上昇基調ですが、中国との対立が激化した場合は下落する可能性もあります。

下落する可能性も考えつつ、上昇の流れに乗る準備もしておきたいですね。

以上、米国市場急騰!2020年はこのまま上昇。2021年はあぶない?という話題でした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また遊びに来てくださいね~

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