こんばんは、せーじんです。
本日もせーじんブログにお越しいただきありがとうございます。
今回の記事は、塩漬け株が人の心とお金をむしばむ恐ろしさを持っていることと、それを防ぐ方法についてお話いたします。
なお、最初にお伝えしておきます。
今回はせーじんの懺悔と戒めのための記事でもあります。
塩漬けとは
塩漬けとは、肉や魚・野菜等を塩に漬け込み長期保存する調理方法です。それが転じて、購入した株の株価が下がってしまい、売るに売れなくなってしまった株のことを「塩漬け株」と呼んでいます。
含み損発生!あなたはどうする?
保有している株に含み損が発生しました。
投資の世界で100%勝てる人などいないのですから、一部の株に含み損が発生するのは当然のことですね。
このときに取る対応は以下の3つのいずれかでしょうか。
- 損切り
- 難平(ナンピン)買い
- 様子見
損切り
今以上に損失を膨らませないために、損失を確定することです。
買いで入ったのなら売ること、空売りで入ったのなら買埋することですね。
損失が膨らむことはありませんが、損切り後に高騰したときに後悔で悶えるかもしれません。
損失確定するので、株の購入に充てていた資金は減りますが、手元に戻ってきます。
難平(ナンピン)買い
難平買いとは、株価が下がるごとに株を買い増ししていき、平均取得単価を下げることを言います。
株価が回復すれば、平均取得単価が下がっているので含み益に転じるのは早くなります。
しかし、その後も下落が続けば買い増しして保有株数が増加しているので損失が大きく膨らむことになります。
投資の格言「下手なナンピン、素寒貧」
安易に難平買いをしていると、すぐに財産がすっからかんになるよ、という意味です。
様子見
損失が出たばかりで額が小さく、今後上がるかもしれないのでしばらく様子を見よう、という行動ですね。
割とありがちだと思います。
株価がすぐに回復すれば、特に問題はありません。
様子見株の株価が下落したとき、それが塩漬け株の発生点です。
様子見していた株が塩漬け株にクラスチェンジするまで
- 様子見していた株の株価が下落する
- もう少し持っていれば上昇するかもしれない、と損を我慢して持ち続ける
- さらに株価が下がり、売るに売れない状況になる
その後どうなるのか比較してみましょう
その後株価上昇 | その後株価下落 | 手元資金 | |
損切り | ×後悔する | 〇 | 〇 |
難平買い | 〇 | × | × |
様子見 (塩漬け) | △ | △ | △ |
含み損に対して、損切り、難平買い、塩漬けをした場合の結果についてまとめました。
行動後に株価が上昇したとき、下落したときと、行動後に残る手元資金についての比較です。
普段から無難な行動をしてしまいがちな我々日本人は、すべて△の様子見(塩漬け)に走ってしまうのではないでしょうか。
塩漬け株を保有するデメリット
ストレスがかかる
保有している株が含み損になって、一向になくならない。
下手したら、損の金額が膨張していく。
もう証券会社のページを開きたくなくなりますね。
塩漬け株は保有しているだけで、多くの人にとって精神的な負担になります。
気にしない性格なら、それほど素晴らしいことはありませんね。
資金が拘束される
投資資金がいくらでもあるのならいいでしょうが、たいていの人はそうではないと思います。
資金が100万円で、50万円分の塩漬け株を保有していると、投資資金は50万円になってしまうわけです。
株だけでなく、資金まで塩漬けしているということですね。
例えば、10万円稼ぐことを目標にしたとします。
資金が100万円あれば10%の利益を出せばいいのですが、資金が50万円の場合は20%の利益を出す必要があります。
塩漬け株を発生させないポイント
出口を決めておくこと
入口(株を買う)の段階で出口(利益確定と損切り)を決めておくことです。
こうなったら利益確定する、こうなったら損切りするというルールを決めておいて、そのような状況が来たら迷わず利確損切りするのです。
状況に合わせてルールを変えることのないようにすることも大切です。
自分で決めたルールを破ると、本当にろくなことがありません。
こちらの記事に出口を決めておくことを書いてありますので、よろしければご覧ください。
これはOK!塩漬けしてもいいパターン
- 長期保有すると決めて投資した場合
- 購入時の想定内の下落である場合
まとめ
投資の世界で、常に勝ち続けられる人はいません。
含み損の発生は避けられませんので、含み損への対応が大切です。
含み損を塩漬け株としてしまうと、投資資金が拘束されてしまうこと、精神的な負担になることという大きなデメリットがあります。
では、塩漬けにしないためにはどうしたらいいでしょうか。
投資する段階で利益確定するポイント、損切りするポイントを決めておくことです。
プランが崩れたら即売却ですよ。
2020年も、もう10月になりましたね。
今年も残すところあと3か月。
今年発生した塩漬けは、今年のうちに消化しておこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。