こんにちは、せーじんです。
今日は、今アメリカ市場で最もアツいと噂の、半導体セクターについてのお話をしますよ。
まずはこのチャートをご覧ください。
これは、以前こちらの記事で紹介した半導体セクターの3倍レバレッジETF、SOXLのチャートです。
ものすごいあがってる!
信じられない上がり方だよね。
電気自動車株が落ち着きつつある中で、まだまだ上昇を続ける半導体セクター。
今日はこの半導体の情報を共有していきましょう!
半導体とは、あらゆる電化製品に使用される中核的な部品
半導体っていう単語は聞いたことあるけど、どういうものなの?
日立製作所のウェブページでは、
「物質には電気を通す「導体」と、電気を通さない「絶縁体」とがあり、半導体はその中間の性質を備えた物質」
と説明されてるね。
半導体は、温度によって抵抗率(電気の通りやすさ)が変化します。
低温時ではほとんど電気を通しませんが、温度が上昇するにつれて、電気が通りやすくなります。
また不純物をほとんど含まない状態の半導体は、ほとんど電気を通しません。
しかし、ある種の元素などを含ませることで電気を通しやすくなります。
こうした性質が、多くの電化製品の制御を行なう上でとても役立つのです。
出典:日立製作所ウェブページ(抜粋、一部加筆)
半導体は、あらゆる電化製品に使用されてますよ。
- スマホやパソコンのCPU
- 銀行ATMシステム
- エアコンの温度センサー
- 炊飯器の火力制御
- AI(人工知能)
- 通信回線の基地局
- 自動車の自動運転システム、など
へー、本当にいろんなところで使ってるんだね
家庭用から業務用、おなじみのものからこれから発展するものまで、ありとあらゆる電化製品に使われています。
そして、たくさんの企業によって小型化、効率化、省エネ化を求めて日々技術革新が行われています。
株価の上昇は、今後の需要が大きく伸びることへの期待
現在でも大きな需要がある半導体だけど、これからもっと大きくなるんだよ。
たとえばどんな?
世界中で進められる5G通信網の整備
世界中で5G通信網の整備を進めています。
そして、はやくも5Gの次の6Gの話まで出てきています。
総務省|「Beyond 5G推進戦略 -6Gへのロードマップ-」の公表 (soumu.go.jp)
5G、6Gの普及には大量の基地局を必要とし、その基地局にはたくさんの半導体を必要とします。
世界中で進められる電気自動車の普及
電気自動車にも、多くの半導体が使用されています。
これも大きな電化製品ですからね。
そして、以前当ブログで紹介した通り、世界中でガソリン車から電気自動車への置き換えを進めています。
この電気自動車普及への取り組みが世界中で行われ始めていて、半導体需要をさらに大きなものにします。
2020年、半導体銘柄は激しく上下しながら最終的には大暴騰
それでは、改めてSOXLの年初来チャートを見てみましょう。
2020年2月中旬、SOXLは史上最高値の327ドルをつけました。
ところが、2月下旬に発生したコロナショックでSOXLは60ドルほどまで下落します。
率にすると▲80%もの大暴落でした。
コロナショック後の回復期を経ても、80%の大暴落を回復するには至りませんでしたが、
米国大統領選挙後のお祭り相場で、急上昇!
コロナ前の最高値を軽々とブレイクし、12月7日時点で427ドルにまで到達しています。
▲80%のコロナショックを含んでいるにもかかわらず、これだけのリターンをだしているのです。
コロナショック底からのリターンは、+620%というETFとは思えないリターン。
2月、3月は泣きながらナンピン買いしてました・・・
半導体への投資は、ETFで分散するか、個別銘柄で大きなリターンを狙うか
ETFであればSMH
SOXLは3倍レバレッジのETFですが、レバレッジのかかっていない半導体株ETFもあります。
ヴァンエック・ベクトル・半導体株ETF(SMH)
というETFです。
名称 | ヴァンエック・ベクトル・半導体株ETF |
ティッカー | SMH |
資産総額 | 41億3900万ドル(2020.12.7現在) |
設定日 | 2011.12.21 |
配当利回り | 0.97% (2020.12.7現在) |
経費率 | 0.35% |
個別銘柄なら、NVDA、TSM、INTC、QCOMか
個別銘柄で有名どころといえば、
- エヌビディア(NVDA)
- 台湾積体電路製造(TSM)
- インテル(INTC)
- クアルコム(QCOM)
あたりでしょうか。
異論がある方もいるでしょうけど。。。
INTCとQCOMは伝統的な銘柄、
NVDAとTSMは今の業界をグイグイ引っ張っている若手銘柄
といった感じですね。
各銘柄のリターンを比較しよう
5年リターンでは、3倍レバレッジのSOXLに負けないNVDA
それでは、今まで登場した銘柄たちのリターンを比較しましょう。
緑のNVDAのリターンが、3倍レバレッジのSOXLと変わりません。
ともに、5年間で+1500%以上!
+1500%ってことは、16倍!?
黄色のINTC以外は、+220~330%ほどですから、かなりのリターンなのですが、
SOXLとNVDAが凄すぎて平たんに見えますね。
年初来リターンでは、NVDAが頭一つ抜け出している
では、2020年の年初来リターンを確認しましょう。
年初来で比較すると、NVDAのリターンが素晴らしいですね。
年初来で+126%ですから、超高リターンです。
ただし、NVDAは9月以降停滞しており、半導体銘柄を含めた市場全体が爆上げ状態の11月にも、株価が横ばいです。
他の銘柄も、INTCを除けば、年初来で+50%から+80%ほどですから非常に高いリターンです。
SOXLは、コロナショック時の下落が他を圧倒しています。
レバレッジのリスクはしっかりと認識しておきましょう。
1か月リターン、相場が上昇する中NVDAが停滞している
米国大統領選挙直前の11月初めからの急上昇相場でのリターンを確認します。
上昇相場では、レバレッジのSOXL(青)が強いですね。
5年、年初来と非常に高いリターンを誇っていた緑のNVDAですが、11月の1か月リターンでは他を大きく下回っています。
といっても、1か月で+7.77%ですから好リターンなのですけどね。
他と比較すると見劣りするのは確かです。
NVDAは復活する!
これまで急激な成長を続けていたNVDAですが、9月以降は停滞しています。
このまま停滞してしまうのでしょうか。
せーじんは、これからもうひと伸びしてくると考えています。
NVDAは「コロナ銘柄」ともいわれ、コロナ禍での生活で需要が大きく伸びた銘柄です。
それを裏付けるように、この四半期の業績は、過去最高を記録しています。
エヌビディア(NASDAQ:NVDA)のCEO、ジェンスン・ファンは、10月25日までの四半期で全分野で好調だったと語りました。
売上高と調整後1株当たり利益は、ゲームとデータセンターによってそれぞれ前年比57%と63%増加し、数か月前に設定された見通しを上回り、新しい四半期売上高記録を樹立しました。
出典:モトリーフール
停滞期間が長いほど、爆発する力をため込んでいるものです。
何かのきっかけで暴騰すると期待して、これからNVDAを仕込んでいこうと思います。
SMHや各個別銘柄の詳細は、次回以降の記事でレポートしますね。
以上、【SOXL、NVDA】いまアツいのは半導体!需要激増で将来性は◎という話題でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。