こんばんは、せーじんです。
大統領選挙を間近に控えた10月下旬は、米国の株価が急落していますね。
せーじんは、こちらの記事で株価をこのように予測しました。
これから大統領選挙までの2週間、トランプ氏は持てる力のすべてを使って株価上昇を仕掛けるでしょう。
市場もそれに応えて上昇基調を描きます。
バイデン氏よりトランプ氏のほうが投資家に優しいので、トランプ氏が当選したほうが市場には有利ですからね。
当ブログ 米国市場急騰!2020年はこのまま上昇。2021年はあぶない?より
この株価予測は、大外れでした。申し訳ありませんでした。
せーじんの予測をあざ笑うかのように、この記事を投稿した日から下落が始まり、
特に10/28の米国市場は、S&P500指数、ダウ平均、NASDAQともに前日比▲3.5%程度の急落でした。
この値動きに、またコロナショックのような暴落が来るのかご心配の方もいるでしょう。
大統領選挙前のこういった下落は特別なことなのか
大統領選挙後の株価はどのように動くのか
大統領選挙翌年の株価はどのように動くのか
過去のS&P500の事例を、詳しく調べてみましょう。
2020年は9月以降に調整局面
2020年の年初来チャートです。
3月のコロナショックで30%程の暴落がありました。
暴落後は順調に回復しており、8月にはコロナショック前高値を突破し、高値更新しています。
9月から10月の2か月間は調整していますね。
2016年大統領選挙とその翌年2017年
2016年は9月から11月に調整して、大統領選挙後は大幅上昇
選挙日は11月8日です。
トランプ大統領が初当選した2016年のチャートを眺めると、2020年とよく似ています。
年初に大きな下落がありました。
その後8月までは調整をはさみながら回復基調
9月に入ってから11月初めの大統領選挙まで、調整しています。
大統領選挙後は大きく上げていますね。
ここから、トランプラリーといわれる大きな株価上昇が続きました。
2017年は一直線に22%上昇
株価が一直線に上昇しています。
1年間で22%も株価が上昇しました。
毎年こんな値動きなら、投資家はみんな幸せになれますね。
2012年大統領選挙と翌年2013年
2012年は選挙直前と直後に下落したが、年末まで急騰
選挙日は11月6日です。
オバマ大統領の2期目の当選でした。
この年は、4月、5月に大きな下落がありました。
その後、大きめの調整をはさみながら回復していたものの、9月中旬から調整に入りました。
選挙直前には大きな下落があり、選挙直後にも下落しています。
そこから年末までの1か月半で、急激に上昇していますね。
2013年は一直線に29%上昇
2013年は、2017年とよく似ています。
調整をはさみながら株価が上昇を続け、1年間で29%も上昇しています。
この年も、投資家が幸せになれた年ですね。
2008年大統領選挙と翌年2009年
2008年はリーマンショックの影響で▲37%
選挙日は11月4日です。
オバマ大統領が初当選しました。
この年は一直線に下落していますが、これは大統領選挙ではなく、
サブプライムローンショックからの、リーマンショックによるものです。
リーマンショックのさなかにあっても、選挙後年末にかけては少し上昇していますね。
2009年は3月以降一直線に30%上昇
3月まではリーマンショックの影響で下落が続いています。
しかし3月でその影響が終わると、その後は2013年や2017年と同様に一直線に上昇しました。
年初に下落したにもかかわらず、年初来で30%も上昇しているのは驚きです。
2004年大統領選挙と翌年2005年
2004年は選挙直前に上昇した
選挙日は11月2日です。
ブッシュ大統領の2期目の当選でした。
この年は、年初から大統領選挙直前までずっと調整しています。
しかし、選挙直前の10月中旬以降急激に上昇しました。
2005年は10月から年末にかけて上昇
この年は、年間を通して調整をしていました。
2004年とよく似た値動きです。
年末にかけて上昇したので、年間リターンとしてはプラスになっています。
2000年大統領選挙と翌年2001年
2000年はITバブル崩壊により▲9%
選挙日は11月7日です。
ブッシュ大統領の初当選でした。
10月中旬以降年末まで大幅に下げています。
これは、大統領選挙の影響ではなく、ITバブル崩壊によるものです。
年間のリターンは▲9%程度となりました。
2001年もITバブル崩壊
2000年末に発生したITバブル崩壊の影響を強く受けていますね。
また、9月にアメリカで同時多発テロ(いわゆる9.11)があった影響で9月に大きな下落があります。
9月以降は上昇に転じたものの、▲13.42%のリターンとなりました。
大統領選挙後は、懸念もありますが大きく上昇すると想定しています
過去5回の大統領選挙の年とその翌年の株価の動きを見てきました。
大統領選挙の年は、選挙前後から年末にかけて株価が上がる傾向があります。
選挙翌年は、株価が上昇する傾向が選挙の年よりもさらに強くでています。
ただし、リーマンショックやITバブル崩壊などの経済危機の場合はこの傾向に反する場合があります。
2020年は、2016年とよく似たチャートです。2012年とも似ていますね。
2016年、2012年ともに選挙後は大幅に株価が上昇しており、その翌年も大きく値上がりしています。
今回もこのようなパターンになると、せーじんは考えています。
なので、コロナショックのようにはならず、これから株価は大きく伸びていくと想定しています。
懸念事項は、コロナウイルスと中国との覇権争いですね。
以上、米国市場が株価急落中。怖い。コロナショックみたいになるの?という話題でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ぜひまた遊びに来てくださいね。