こんにちは、せーじんです。
早いもので、もう12月も21日です。
2020年がもう終わろうとしています。
そして月末といえば…株主優待の権利取りですよね!
今回の記事では12月末日権利確定の株主優待銘柄の紹介をしますよ。
12月優待のスケジュール
まずは、スケジュールの確認をしましょう。
12月28日(月) | 12月29日(火) | 12月30日(水) |
権利付け最終日 | 権利落日 | 権利確定日 |
この日の大引けまでに買い付けが必要 | この日以降売却しても優待はもらえる | |
12月末の優待を受け取るには、12月28日までに買えばいいのね。
12月28日に買ってもいいの?
28日の取引時間中に約定すれば大丈夫だよ。
有名な株主優待銘柄は、権利付け最終日に向けて株価が上昇し、権利落日以降株価が下落する傾向にあります。
株価の変動を見ながら早めに買っておくか、あとで紹介する「つなぎ売り」を活用してリスクを抑えましょう。
せーじんが選んだ、おススメ12月優待銘柄
投資に必要な金額が極端に高いものは入れていません。
今回紹介する銘柄は、いずれも100株から購入できますよ。
日本たばこ産業(2914)
その名の通り、たばこが事業の中核です。
最近は、海外のタバコ会社をM&Aで取得するなど、力を入れています。
食品や医薬品も展開しています。
優待内容名 | | 優待獲得株数 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
自社製品(食品) | 2,500円相当 | 100株以上 | | – |
| 4,500円相当 | 200株以上 | ||
7,000円相当 | 1000株以上 | |||
13,500円相当 | 2000株以上 |
12月21日時点での最低売買代金は、22万1350円です。
12月21日時点での配当利回りは、6.96%です。
優待のリターンが良く配当利回りも非常に高い、超有名銘柄ですね。
11月以降株価が上昇しており、短期で見れば値上がり益も期待できるかもしれません。
ただ、たばこ業界には常に強い逆風が吹いています。
12月の権利落ちを境に下落に転じる可能性も十分に高いことは、覚悟しておいたほうがよさそうです
日本マクドナルドホールディングス(2702)
こちらも言わずと知れたハンバーガーチェーン、「マクドナルド」を運営している銘柄です。
コロナ禍ではドライブスルーに行列ができるなど、
外食産業としては異例の強さを誇っています。
※1冊の内容:バーガー類、サイドメニュー、飲み物の引換券6枚づつ
優待内容名 | 優待獲得株数 | 備考 |
---|---|---|
1冊 | 100株以上 | – |
3冊 | 300株以上 | |
5冊 | 500株以上 |
12月21日時点での最低売買額株価は、51万4000円です。
12月21日時点での配当利回りは、0.64%です。
配当利回りは1%を切る低さですが、優待の内容は素晴らしいですね。
マクドナルドを利用する方にはオトクなのでしょうが、株価をご覧ください。
株価は、2年以上ヨコヨコです。
ただ、それはコロナショックでも大したダメージを受けていないということを意味します。
ポートフォリオの守備力を高める銘柄として組み込んでもいいかもしれません。
すかいらーくホールディングス(3197)
こちらは多くのファミリーレストランを運営している銘柄です。
2020年12月から株主優待制度を変更し、ややリターンが悪化しました。
しかし、コロナ禍での業績悪化を考えれば、優待制度が残っただけでも良しとすべきなのかもしれません。
すかいらーくホールディングスの「株主優待制度変更に関するお知らせ」はこちら
以前よりかなりリターンが下がりましたが、それでもおススメに入れる内容となっています。
優待内容名 | 優待獲得株数 | 改定前 |
---|---|---|
2000円分 | 100株以上 | 3000円分 |
5000円分 | 300株以上 | 11000円分 |
8000円分 | 500株以上 | 18000円分 |
17000円分 | 1000株以上 | 36000円分 |
12月21日時点での最低売買額株価は、16万3800円です。
12月21日時点での配当利回りは、1.16%です。
配当利回りは1%を少し上回る程度ですが、優待の内容は素晴らしいですね。
株価をご覧ください。
株主優待制度の発表があった9月中旬に株価が急落しています。
その後じりじりと回復しているように見えますが、
コロナショックからの立ち直りが非常に遅れている銘柄ですね。
ホットランド(3196)
こちらは、「築地銀だこ」や「コールドストーン」などを運営している銘柄です。
運営している店舗は以下の通りです。
店名をクリックすると、各店舗のウェブページに飛びます。
優待内容名 | 優待獲得株数 | 備考 |
---|---|---|
1500円分 | 100株以上 | |
7500円分 | 500株以上 | |
15000円分 | 1000株以上 |
12月21日時点での最低売買額株価は、13万0800円です。
12月21日時点での配当利回りは、0.38%です。
配当利回りは1%を大きく下回っていますが、優待の内容はいいですね。
また、株価の上昇も期待できます。
株価は順調に回復しており、年初来でプラスリターンとなっています。
コロナ前の高値にも、間もなく届きそうです。
アサヒグループホールディングス(2502)
こちらも言わずと知れた、ビールや清涼飲料水のメーカーですね。
株主限定のプレミアムビールなるものが貰えるのが、最大の特徴です。
アルコールが苦手な方は、清涼飲料水も選べますよ
優待内容名 | 優待獲得株数 | 備考 |
---|---|---|
1000円相当の自社製品 | 100株以上 | |
2000円相当の自社製品 | 500株以上 | |
3000円相当の自社製品 | 1000株以上 |
12月21日時点での最低売買額株価は、42万5300円です。
12月21日時点での配当利回りは、2.35%です。
配当利回りは2%を上回っていますから、まあまあですね。
株価を確認しましょう。
11月のワクチン開発のニュースで急回復していましたが、12月中旬以降は下落傾向に転じています。
リスクほとんどゼロで株主優待ゲットの秘策、つなぎ売り
有名な株主優待銘柄は、権利落日以降株価が下落する傾向にあります。
優待をゲットしたはいいけど、株価が下がって大損した!
なんてことにならないよう、「つなぎ売り」を活用してリスクを抑えましょう。
売買手数料等の負担は発生しますので、持出しゼロにはなりません
つなぎ売りとは
現物買いと空売りを同時に行うことで値下がりリスクを回避する手法です。
現物買いにより株主優待の権利を確保する一方、株価が値下がりすると利益になる空売りを同時にかけることで、値下がり時の現物買いの損失と、空売りの利益を相殺させることができます。
難しそうなことを書いてしまいましたが、つなぎ売りの方法は結構簡単です。
- 気になる株主優待銘柄を買う
- 買い注文の約定後、先ほど買った銘柄を同量、同価格で空売り
- 権利落日以降に、空売りを「現渡」で決済
手数料
つなぎ売りには、証券会社や売買金額にもよりますが、500円~1000円程度の手数料が発生します。
株主優待のメリットとコストを比較して損しないようにしましょう。
逆日歩(ぎゃくひぶ)
空売りが多く注文されると、証券金融会社の手持ち株券が不足します。
不足した株券を調達するために、証券金融会社は機関投資家から株を借ります。
株を借りる際に機関投資家へ支払う賃料を逆日歩といいます。
制度信用取引をする場合は逆日歩の発生していない銘柄を選んでつなぎ売りをしましょう。
一般信用取引であれば逆日歩は発生しません。
信用口座の開設
空売りをするためには、信用取引口座を開設する必要があります。
信用口座を開設すると、レバレッジを効かせた投資もできるようになります。
レバレッジとは、手持ちの資産を担保により大きな取引ができるようになる制度ですが、非常にリスクが大きいため、
初心者はレバレッジには絶対に手を出さないようにしてください。
レバレッジって怖いんだね。
以上、権利付最終日は12/28!12月の株主優待銘柄5選!という話題でした。
本日も、最後までご覧いただきありがとうございました。